スヌーカーロード

お久しぶりでごさいます。

タイでのスヌーカーライフ五年目に入り、新たな展開を迎えています。今までのやり方で正直行き詰まり、もうどうしようもないかなと思ってたところで新たなご縁に恵まれて、タイ北部の都市、チェンマイに来ています。

メンバーは、北部ナンバー1のバリバリのアンダーグラウンドプレイヤー「ジウ・チェンライ」、赤子の頃からら父親にと共に各地のスヌーカー場を巡ってきた「マーク・プーケット」、スヌーカーに魅せられ海を越えた日本人「ジン・トウキョウ」の3人。

新たなスヌーカーライフの始まりです!

   
 

My cue ! 

ロニーオサリバンのキューに使われてるオバンコールという木材。凄い綺麗だし、色合いもアッシュとの相性抜群。なんでシングルフェイスのデザインしかないのかなと思ってたんですが、理由がはっきりわかりました。この木、軽い。エボニーに比べるとかなり軽い。だから4面オバンコールにしちゃうとバランス取れないんですね。

スヌーカーキューのバットは最初は全部エボニーの状態で作られます。そこからエボニーを削って他の木を足します。

キュー全体のバランスはエボニーに対して合わせるので、その状態がベストならエボニーだけの方が性能が安定します。多くのプロがエボニーだけのキューを使っている理由がこれです。

で、2カ月前に来た僕の新しいキュー。エボニーだけの状態の時に感じてた妙な重さと違和感、改造して全部なくなりました。生まれ変わったみたいな振りやすさ。
  改造後にシァフトのテーパーを含めバランスを再度整えて素晴らしいキューに仕上げてもらいました。

シャンティさん(JW CUEの職長)まじ凄すぎ。
木は一つ一つ重さや密度が全然違います。そこを考慮して組み立てて行く職人技を目の当たりにして興奮してます。

ココカラダ ジャパンオープン2015

ジャパンオープン、今年は参加します。しかも今回はタイのトッププレイヤーNittiwat Kanjanasri (通称 ナット)と一緒に参戦です!

ナットとは僕がタイでトレーニングを始めた時からの友達。

多くのメインツアープロを輩出しているタイナショナルアカデミーの第1期生であり、現在はジェームスワタナグループの一員として活動しています。

JW Cuesをメインで監修してるのがナット。

前々から一緒に日本行きたいよねとか話してて、その時は厳選したキューを持っていこうと決めてました。

実現できます!

この半年間、100本以上制作されたキューの中からシャフトの強度を第一に考え厳選した5本を日本に持っていきます。

それぞれの現在のスペック

1 JW Cues VINTAGE オバンコール

長さ 57inch  重さ 17.6oz  ティップ 9.7mm  バット29.9mm  バランス 43.5cm

2 JW Cues VINTAGE ローズウッド

長さ 58inch  重さ 17.5oz  ティップ 9.7mm  バット29.9mm  バランス 45cm

3 JW Cues VINTAGE パープルハート

長さ 57inch  重さ 17.5oz  ティップ 9.7mm  バット30mm  バランス 43.5cm

4 JW Cues 8 Splice ブラックアンドホワイト

長さ 57inch  重さ 17.4oz  ティップ 9.7mm  バット30mm  バランス 44cm

5 JW Cues 12 Splice アフゼリアバールウッド

長さ 57inch  重さ 17.5oz  ティップ 9.7mm  バット30mm  バランス 43.5cm

 

※ スペックの細かい調整が可能です。12月7日までにお伝えいただければ調整してもっていきます。

近年、世界で急速にシェアを伸ばしているタイ産のスヌーカーキュー。JW Cues はタイのメインツアープロはもちろん、香港、シンガポール、マレーシアなどアジアの多くのプレーヤーが愛用しているキューメーカーです。タイで5本の指に入ると言われるクラフトマンが木の材質を細部まで吟味し、その木が持つ本来の特性を最大限活か すように、キューのバランスを整えているのが最大の特徴です。

質問、問い合わせはこちらからどうぞ

メール thousandbreak@gmail.com      件名 JWキューについて

facebook  https://www.facebook.com/tetsuya.kuwata.5

 

 

Division2 event5  

ブログに書くのすごい久しぶり。

タイのdivision2。今年5回目の試合は、ベスト8でナショナルチームのジュニアに敗れました。

集中し切れてなかったし、勝負所で相手に気持ちよく撞かせてしまったので納得の負けです。

タイに戻ってきてから食生活を一新して臨んだ今回、

試合前からベスト128までの体の切れは申し分無く、良い集中で撞けてたんですが

ベスト64の前日に急に風邪引いちゃいました、、、。

その日何も食べれなかったのが痛かったです。

まあちょっと入れ込んでたのかな。まだまだです。

でも今回ベスト8に入った事で、来年のdivision1昇格がほぼ確定しました。

ココカラダ!!

JW Cue 《Sheffield》

先日Facebookでご紹介したJames Wattana Cueの新作“シェフィールド”についての続報です。

今回はJames Wattana本人のキューを作るために集められたシャフトから生まれた3本のうちの、

2本をご紹介しています。

まずは現在のスペック ↓↓↓↓↓↓↓↓↓

長さ =57inch
タップ径 =9.8mm
重さ =17.6oz
グリップ径 =29.5mm
バランス =44cm

デザインは、スネークウッドにメイプル、エボニーのタイプと

スネークウッドにカーリーメイプル、エボニーのタイプです。

タップ径がやや太めなこと以外は全てスヌーカースタンダードになっています。

また、今回はここからタップ径、重さ、グリップ径、バランスを自分用にカスタムすることができます。

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そして気になるお値段はずばり¥69.800-

もちろんカスタムメイドの料金もかかりません。

さらに、2本お買い上げの場合は、なんと1本あたり¥59.800 になります!

いかがでしょう??

個人的な感想ではパリスキューのオーダーメイドクラスと遜色ない出来栄えだと思います。

本当にお勧めです!!

ご興味ある方はお気軽に声かけてください!

このキューに関する質問もどしどし受け付けます!

Mail   thousandbreak@gmail.com

Twitter  https://twitter.com/Thousandbreak

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タイ1年目を振り返って

遅くなりましたが、先月末の試合をもって今年のタイ公式戦が全て終了しました。

今年の挑戦はDivision2 年間12位という結果でした。
Division1を含めるとタイ国内で76位です。

試合中、本当に楽しめた初戦が準優勝。
草葉で出会ったライバルとの死闘に敗れた2戦目。
キューのことをはじめ、いろんなことに迷い始めた3戦目。
全日本後の4戦目も苦しみました。
将来の日本を背負ってたつ渓心に、ファイトを見せられなかった5戦目の後は、どん底まで落ちました。

それでも改めて振り返ると、これから先、十分に前を向ける結果だったなと思います。
スヌーカー王国、タイのトップカテゴリーまでもう少し。

毎日球のことばっかりな自分をいつも支えてくれた妻と、応援していただいた全ての皆様に感謝いたします。

タイ国内の公式戦は終わりましたが、年末にビッグイベントが、、

2013 ジャパンオープン&IBSF 世界選手権 !!

まずは4連覇を目指して帰国。その後バルト三国ラトビアに飛んできます。

あと2ヶ月、今までで最高のトレーニングを積んで思いっきり挑戦してきたいと思ってます。

6RED 世界選手権 気になった選手達

まずは2連覇を達成したMrak Davis (SWSA)

右 マークデービス 左 ロバートミルキンス
右 マークデービス
左 ロバートミルキンス

特に印象に残ったのがlast16でのジョン先生との試合と、決勝のニールとの試合。

 

決勝トーナメント1回戦はジャック・サラブリとbest of 11

地元の声援と運を見方につけたジャックがディサイダーまでたどり着くも一歩及ばず。

振り返ってみるとここがキーポイントだったのかも。

 

Last16。

予選トップの成績で上がってきたジョンの調子は上々。タイのコンディションにも完璧に対応してるし

この人の負ける姿なんて全くイメージできませんでしたが、、デービスがまさかのホワイトウォッシュで圧勝!

ジョンの超厳しいディフェンスをことごとくかわし(手球土手にされても全部土手に返す!)

ほんのごく僅かなチャンスのロングポットを決めて、厳しいボークボールをミドルで繋いで取り切り。

を6フレームずっと。途中から鳥肌立ちっぱなしでした。

 

Last8 は観れませんでしたが、このデービスからタイのモー(noppon)が4フレームを奪取!!

モーは今大会のタイ人最高の結果を残しました。

リッキー撃破後のモー
Last32でリッキー撃破後のモー

セミファイナル

 

決勝

 

試合通していろんな選手を見ましたが、Mark Davisは間違いなく6レッドの練習を相当積んできてる。

チャンスから取りきるのは他の選手も同じようにサクサク行きますが、

15個のスヌーカーとは違うディフェンスの急所をノータイムで突いてたのは彼だけ。

 

黙々とセーフティをこなし、淡々とブレイクを組み立てるプレーに夫婦で釘付けにされました。

 

world 6red snooker championship 2013

行ってきました。6レッド世界選手権!

前の晩は対戦表見てるだけでテンションあがってなかなか眠れませんでした。

初日は2ndセッションから。ホテルについて一目散にチケット買っていざ会場に潜入!(チケットは1日300バーツ(激安!))

ざっとテーブルを見渡すと、トッププロからアジア、IBSFのトッププレイヤーまでずらり!!

ジョンヒギンズ、ニールロバートソン

ジョーペリー、ドミニックデール、ジェームスワタナ、エフ、カオ、ホセ、ダレンモーガン、、、

いきなりパニック!どのテーブル観りゃいいんだ!!?

とりあえずJohn higginsのところに座って観戦開始!

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生のJohn先生初めて見ましたが、客席とテーブルがとにかく近くてテンション上がりっぱなしです。

試合開始からいきなりのトータルクリアランス3連発。

椅子に座ってるときも撞いてるときも、一連の動作に全く隙が無くてキューやボール、テーブルと

完全に一体化してるように見えた。 手球も先球も自由自在。

僕がJohn先生に釘付けになってるのを見てNicoはジェームスのテーブルに移動。

今回のタイのメンバーはメインツアー組7名+イッサラの8人。

ジェームスとエフ、初戦は幸先よく勝利!パサコーンはホセ(イランの天才、詳細は後ほど」)に完敗。

大興奮のセッションを終えて、一息つく。

選手もみんな同じホテルに泊まってるので、いろんなところで普通にみれます。

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大会スポンサーのウイスキーメーカーのブースに立ち寄ってnicoの燃料補給して次のセッションにむかいます。

(ハイボールなんと無料!!)

3rdセッションのメンバー↓↓↓↓↓↓↓

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1、序盤の硬さのあったNopponを一気に3-0で突き放すと、あがり5-1と冷静にまとめたセルビーが快勝。ワンチャンス決めて1フレーム返したモーもさすが、タイジュニア3強の代表格。

2、アルジョーカー!

3、ヒギンソン!

4、MD 5-3 イッサラ

5、世界選手権セミファイナルと同カード。バリー3-0リードぐらいからリッキーマジになってロングゲームに突入もバリーの5-0。nico バリーホーキンスに釘付け!

6、完全な流しゲーム。

7、ロバートミルキンス(初見)がインドの若い子いじめてた。気難しそうな自由人の圧勝。

8、出ましたマークウィリアムス!!!

 

4thセッション↓↓↓↓↓↓

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1、Thanawat(メム)落ち着いてた。

2、英国紳士ショーン先生。 先生からはたくさん勉強させていただきます。

試合は一進一退のところから相手のオージーが爆発。ポット、セーフティバチバチに決まり出してなかなかチャンスを取れなかったショーンの4-5負け。

Vinnie (野生) オーストラリアの最年少チャンピオンのアップセット!!!

3、ケンは若作りしてる

4、ジャックサラブリー!!!タイを代表するプレイヤーまで上り詰めた、エンターテナー!今大会もジェームスに次ぐ注目度!

5、ギャリーウィルソンが5-0で勝ってた

6、ジミーホワイト来ました!でもひざ怪我してて辛そうです。

7、客席から死角で見れませんでした。

8、客席から死角で見れませんでした。

 

本日ファイナルセッション↓↓↓↓↓↓

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1、タイジュニア3強最年少ラチャヨーティンがマグワイヤ相手に堂々とプレイしてました!彼のメンタルは本当スヌーカーに向いてると思わせる冷静さ。

2、けっこうもつれてました。

3、モーホワイトウォッシュでまず1勝!

4、完全な流しゲーム

5、ビンガムもメインで見たい!!

6、初戦でジェームス追い詰めたAsif(現IBSFチャンピオン)がここでも奮闘。リッキーちょっとマジになる。

7、客席から死角で見れませんでした。

8、客席から死角で見れませんでした。

 

とりあえず今日はここまで。

Keisin デビュー!スヌーカーロード Day 2

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ロードデビュー戦に圧勝した渓心。

タイ2日目は午前中Q-Ballで練習してからいざロード。

場所はTakaさんの通うバンコク中心に程近いスヌーカー場。
最近このあたりの猛者が集まっていると評判の球屋です。

到着後、まずはチームでスパーリング。ただでさえ外人の僕らは注目の的ですが、今回は12歳の渓心がいるとあって
テーブルのまわりは一瞬で人だかりです。
今回のターゲットはこの店の15歳の少年。
興味津々でスパーを眺めてましたが、渓心のばちばちぶりに徐々に表情が曇る。
交渉もまとまりいざ勝負開始!

初めての海外、初めてのテーブル、初めてのファイファールールをものともせず、序盤から渓心が突っ走ります。
ポット、セーフティ、ポジションどれも相手を完全に上回ってる。
1,2,3フレームと立て続けに奪取。圧勝です。

プロのお母さんも無事到着!
プロのお母さんも無事到着!

この子では勝負にならないと見かねたタイ側が次に用意したのは19歳。

この店のJr筆頭プレイヤーです。
向こうも大分警戒してるんでしょう、7つも下の渓心にノーハンデでの勝負なら受けると言ってきました。

パパの「いわしたってこい!」のGoサインでいざファイファー開始!

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序盤、ホームの利を生かして相手が走ります。ポジションもセーフティもほんと雑ですが、とにかく入れまくる。
このなんでもかんでも入れるスタイルに渓心の表情が明らかに固くなって、序盤は大量リードを許します。

しょうがない。相手はこの世界でもう何年も生きてるプレイヤー。

このまま一方的になるかなとも思ったんですが、ゲームが1時間、2時間と進むに連れて徐々に差が縮まってきてる。
固かった表情もみるみる笑顔に変わってきた。

結局、序盤の負けは取り返せなかったものの、後半は一進一退、むしろ渓心が追い詰める展開にまで持って行きました。

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大きな手応えを得てこの日は終了。

明日は再びタイピチットのレッスンです!